平成元年から使用したドイツジーメンス社のユニットを平成22年7月から同社製の新型ユニットに変え導入いたしました。
各ユニットにはモニターを設置しており、CTスキャン3Dの立体画像を見ていただきながら治療できます。
精密度の高いCTスキャンの3D立体画像により診査・診断、シュミレーション(インプラントを施術した状態をレントゲン画像上で目で見られる)ができ、安全で安心な治療を行うことができます。
CT撮影を行うことで、3次元で顎の骨の状態、骨の硬さや形、厚み高さ、血管、神経の位置まで正確に把握することができ、より精度の高い診査・診断を行うことができます。
また、歯周病治療や親知らずなど埋伏歯の抜歯の場合も同様に、通常では見ることのできない神経や血管の走行、歯根の裏側などをあらゆる角度から確認できますので、より正確な診断が可能になりました。
デジタルレントゲンを使用することで、X線による被爆量が、最大1/10に軽減されます。
そして、何よりも画像が鮮明な上に、撮影した画像を瞬時に処理しますので、撮影後間もなくユニットのモニターなどで確認すること、また、さまざまな加工ができ、従来になかった診断、違った診断方法を取ることができます。
現像の必要もありませんので、現像液の廃液処理も無く、フイルムも不要で環境にとても優しいレントゲンです。
超音波洗浄器は、手洗いでは落としきれない治療器具の内部・細部まで確実にきれいにします。
滅菌・消毒処理前の器具の洗浄は重要な作業の一つです。
高圧の中でアルコール蒸気によって滅菌をします。
適切な温度と圧力の飽和蒸気中で加熱することによって、医療器具を滅菌します。滅菌処理後、滅菌パックに入れて保管します。
治療の際には滅菌パックの状態の物を、患者様の目の前で開封いたしますので安心です。
紙コップやエプロンなど使い捨てできるものは良いのですが、治療器具を捨てることはできませんから、歯科医院では、あらゆる感染症に注意しなければなりません。
タービン(ハンドピース)等、歯を削る機械専用の滅菌機器を導入しています。
手洗いでは不可能なタービン内の洗浄を徹底的に行い、治療による汚れを素早く除去します。
これにより患者さんをお待たせすることなく、時間を有効に使うことができるようになりました。
薬液を作用させて微生物の菌体を構成するタンパク質の変性、酸素阻害などを起こして殺菌します。
それぞれの器具は、全ての滅菌工程を経た後に滅菌パックされ、治療で使用する直前に患者様の目の前で開封します。
患者様お一人おひとりに使う基本セット(ミラー、ピンセットなどのセット)として個々に滅菌パックし、治療するまで滅菌済みの状態で保管しています。
治療時に発生する有害な浮遊粉塵(細菌や歯の削りカス)を発生源でキャッチ。患者様の健康保持、院内感染防止に、今や必要不可欠な設備だと考えております。
歯に優しいミクロ・パウダーを吹きかけ(歯の表面を傷つけることなく)、茶しぶやたばこによる黄ばみなど、がんこな汚れを短時間で除去します。清潔感ある自然な歯の美しさと、本来の白さを取り戻すことができます。
Nd:YAGレーザーは体内の水分や血液に吸収されにくく、組織の内部まで浸透する性質をもっているため、組織凝固能力が強いレーザーといえます。
切開、止血、凝固、蒸散を行うことが得意なレーザーで、特に歯周病治療によく使用します。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)は水への吸収性が高く、歯の表面で熱に変化するので、拡散することなくピンポイントで患部を治療することができます。患部は熱により炭化(凝固拡散)し黒っぽくなります。
治癒も早く、様々な治療に使用できる扱いやすいレーザーといえます。
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっています。
患者さんの安心・安全のため、万一の時に備えて導入しています。